給湯器周りの水道管の劣化の症状対策
目次
給湯器・ポンプのトラブル「給湯器周りの水道管の劣化」の症状&状況例
給湯器やポンプのトラブルとして多いのが給湯器周りの水漏れ症状です。
単純に給湯器を購入してから年数がたっている場合には、部品がその経年によって劣化していくことが考えられますし、それ以外のケースでも水道管が劣化する事はあります。
寒冷地にお住いの方は特に注意が必要です
例えば、北国のように、冬場に冷え込むことが多い地域であれば、水道管の中の水が凍って膨張し、その影響で水道管の破損、劣化が進んでしまいます。
もちろん、毎日使用する分にはそう極端な破損が起こることはないのですが、冬季の間に旅行に行ったり、長期間家を空ける際には注意が必要になってきます。
その期間中に水道管の内部の水を抜いておかないと、結果的に水道管の破損、劣化を促進してしまうことになるわけです。
給湯器の周りで水漏れの症状が起こっている場合、まずはその原因を把握していくことから始めていきましょう。
給湯器の取付方法のミスが原因かも・・・
もしも、給湯器がまだ新しいという場合、取り付けから時間がたっていないという場合には、単純に取り付けのミスが可能性として出ています。
ゴムパッキンがねじれてつけられていたり、あるいは部品の取り付け位置がずれていたりと、いろいろな可能性が出てくるため、まずは取り付けを行った業者に問い合わせをしていくといいでしょう。
このほか、ある程度給湯器の年数がたっているという場合には、先に挙げたような水道管の劣化が原因として揚げられます。
給湯器のどこから水漏れしているのか確認しましょう
まずは水漏れがどこから起こっているのか、目視で確認していきましょう。
給湯器の内部から大量の水漏れが起こっている場合、その原因は機器内部の配管の劣化、破損が挙げられます。
実際には給湯器をあけてみない事にはわからないため、この場合には専門家へ作業を依頼するのが得策です。
簡単なパッキンの交換程度であれば素人でもできるかもしれませんが、やはり配管の劣化、破損となれば素人では対処しきれない事もあります。
しかも給湯器の場合、年数がたっているものであれば、給湯器全体が古く弱くなっていることもあるため、修理をしてもあまり意味が在りません。
給湯器の状態次第ではありますが、いっその事、給湯器自体を丸ごと交換してしまった方がいいというケースもあるわけです。
水漏れの症状はそのまま放置していても水道代がかさむだけで問題は解決されません。
寧ろ給湯器が使えない状態がずっと続くことになるので早め早めの対策が大切になってくるというわけです。
まずは水漏れの症状がどこで起こっているのかを確認する事、その上で修理業者に作業を依頼するようにしましょう。
給湯器周りの水道管の劣化の修理方法・応急処置
まずは止水栓を閉めましょう
給湯器周りの水道管の劣化について、水漏れの症状が実際に起きている場合にはまず、応急処置として止水栓をしめることからはじめていきましょう。
止水栓は給湯器のすぐそばにあることが多く、水道の流れをそこでいったん止めることが出来ます。
水漏れの症状もそこで止めることができるので、水道代がそれ以上かさむことはなくなるということです。
本来であれば、水道の元栓をしめてしまえば事足りることなのですが、それではキッチンやお風呂、トイレなど他の場所でも水が使えなくなってしまいます。
こうした事態を避けるためにも、止水栓を使って給湯器周りの水道だけを止めていくというわけです。
破損部分を確認していきましょう
止水栓によって水道の流れをいったん止めた後は、配管の破損部分を確認していきます。
ゴムパッキンなど配管の接合部から水漏れが起こっている場合には、部品を交換することで症状が治まることもあります。
ゴムパッキンであれば、ホームセンターなどでも購入することが出来ます。
大きささえ間違えなければ数百円程度の金額で修理が可能なケースもあるという事です。
ただ、中には給湯器のメーカーに問い合わせをしないと部品が手に入らないというものもあります。
この場合、給湯器の保証期間なども確認しつつ、部品の取り寄せを行っていきましょう。
部品の交換を自分でしてしまうという人も中にはいるでしょうが、細かい作業が苦手という人であれば最初からプロの手を借りるのもおすすめです。
修理はなるべく専門の修理業者に依頼しましょう
素人が変に手を出してしまうと、ケガも元にもなりますし、水漏れの症状も悪化させてしまう可能性があります。
工具の使用や配管の取り外しにはコツがいる場合もあるので、慣れない人であれば修理業者に依頼しましょう。
給湯器の保証期間内の修理、部品交換というのであれば、変に出費がかさむこともありません。
メーカーの保証内で修理が可能なので、まずはこの保証期間を確認して、メーカーへの問い合わせ、修理の依頼をしていきます。
給湯器周りの水道管の劣化、破損に関しては、まず製品の説明書や保証書を用意する事からはじめていきます。
保証期間を確認した上でメーカーに問い合わせをしていくか、自分で修理していくかを決めていきます。
修理の程度についての判断が難しければ専門の修理業者に依頼すればいいですし、場合によっては給湯器自体を丸ごと交換してしまうというのも方法のひとつになっていきます。
どの方法を用いるかはそれぞれのケース、給湯器の状態で変わってくるという事です。
給湯器周りの水道管の劣化の予防方法
経年によって多少部品が弱ってしまうのは致し方ない事ではありますが、給湯器周りの水道管の劣化、破損は起こらないに越したことはありません。
では、具体的にこうした症状を起こさないための予防策はあるのでしょうか。
長期間家を空けるときは水抜きを
給湯器周りの水道管の劣化、この予防方法としてまず挙げられるのが、旅行時など長期間家を離れる際に行う水抜きの作業です。
先にも挙げたように北国のように冬の時期、特に夜間に水道管が凍結してしまうような地域であれば、凍結によって氷が膨張して水道管をひどく痛めてしまいます。
これが水道管の劣化を進め、水漏れ症状を引き起こすため、この原因となる点をまず排除していきます。
たったこれだけの事でも、水道管に加わるダメージを軽減していくことができますし、急な水漏れが起きた対応に困ることもありません。
もちろん、それでも劣化が全くなくなるというわけではありませんが、多少リスクが軽減されることは確かです。
定期的なメンテナンスも心掛けてください
そして、これにプラスして押さえておきたいのが、定期的なメンテナンスです。
水道管の接続部などに用いられるゴムパッキンはとりわけ劣化に弱いので、こまめに取り換えておくのがおすすめです。
先に挙げたようにゴムパッキン程度であればホームセンターでも購入することができますし、その他の部品に関してもメーカーに問い合わせをすれば取り寄せることが可能です。
給湯器周りの水道管の劣化の予防方法について、まずはここで挙げた方法を日ごろから心がけていくようにしましょう。
給湯器の劣化自体は致し方ないことですが、日ごろから準備をしておけば急な対処に困ることはありません。
保証書や説明書に関しても保管場所はしっかり覚えておく事、もしもの故障があった時でもすぐに対応できるようにしておくのがベストになってきます。
給湯器の場合、水漏れの他、エラーコードなどが出れば説明書でその都度確認していくことになります。
メーカーへの問い合わせの際にもこの説明書、保証書が必要になってくることもあるため、この点だけは欠かすことが出来ません。
給湯器の内部で配管の劣化、破損が起こっている場合には素人での修理は難しいですが、ものによってはゴムパッキンや配管接続部の部品交換など、簡単にできる作業もあります。
もちろん、こうした簡単な作業でも不安だという場合には、最初から専門業者に依頼するのがお勧めです。
業者によっては給湯器の買い替えとなった時でもすぐに新しいものに交換することができるので、スピーディーな対応をという人には打ってつけです。
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